MacBook Pro 2016 Touch Bar搭載モデルのつらいところ

開発者のMac離れが進行中。移行先はLinuxか?

TouchBar搭載モデル使ってるけど、だいぶ厳しくなってきた

2017/01/06 09:40

MacBook Pro 2016 Late、Touch Bar 搭載モデル(13")を購入して3週間ほど経ちました。
エンジニア観点で痒いところがそこそこ出てきたので、購入を検討する際の参考にしていただければ。

macOS/Windows10以外インストール不可

[現在のところMacBook Pro Late 2016にLinuxをインストールするのは難しいもよう。 | AAPL Ch.] 参照。
デバドラがサポートできなくなりつつあるとのことです。
自分がMacに乗り換えた理由の一つにWin/OSX/Linux全部直に使える、というのがあったのですが、その時代は終わってしまいました。
Gentoo入れてネイティブDockerでXしたり性能を持て余したりしたかったが残念...

BootCamp Hyper-V使用不可

厳密にはHyper-V プラットフォームを有効化→再起動するとブートが完了しなくなり、削除→再インストールするまで直らなくなります。
'15モデルから[CSM-BIOSがなくなり、UEFIのみになった]弊害でHyper-Vが使えなくなったとのこと。
'14モデルではBootCampからの再起動時にUEFIからBIOSに切り替える、ということをやっていたので有効だったとのこと。UEFIだと起動しない、という状況はHyper-V第2世代のUEFIサポートとは違う代物なのだろうか...?
現状これによってDocker for Windowsが使えない状況です。Hyper-V Container使いたかった...

Fキーが完全に無効になるタイミングがある

いまいち条件が把握できていないのですが、Fnキーを押してもTouch BarがFキーにならない状況があります。
文字入力の最中でも発生するので、カタカナ変換などが素直にできなくなり歯痒い思いをします。
常時Fキー表示オプションはアプリケーション単位でしか指定できず、網羅しようとするとかなり面倒です。

BootCamp BSOD時にFキーとEscが消える

BootCamp上のWindows10がひょんなことからブルースクリーンになり、その時F8キーでリカバリに入りたかったのですが
TouchBarが完全にブラックアウトしてFキーとEscキーどちらも入力できなくなっていました。
ハードウェアキーボードを繋げば認識するかもしれませんが、未確認です。
物理キーのありがたみを痛感して以来、左CtrlキーをEscにバインドしています。
心なしかCommand+Option+Touch BarのEscの強制終了ウィンドウ呼び出しも効いてない気がします。

TouchBarが規定以上のキーリピートでハングする

[vimやコマンドラインの効率を追求するため、Karabiner Elementsでキーリピート間隔を早めていた]のですが
この間隔がTouchBarのキーにも適用されるらしく、しかもハンドリングがお粗末なのか
標準以上に連打するとOS全体が固まって再起動する羽目に遭います。
TouchBarは高負荷時にはキーリリースのイベントも取りこぼすようで、ちょっと触っただけでホールド→リピート発生→虹...という理不尽な連携が簡単に決まってしまいます。
あまりにも厳しいのでキーリピートを標準に戻していますが、気を使いたくない...

Karabinerに代わるSandSツールが存在しない

MacBookというよりはmacOS Sierraにまつわる部分ですが、我々はKarabinerロスに長いこと悩まされています。
キーリピートや単純なリマップはKarabiner Elements、コマンドキーの英数/かな割当は⌘英かなでほぼ再現できますが、
SandS(Shift and Space)機能はKeyhac、Hammerspoonどちらもパフォーマンス的に限界があり、かなりの頻度でイベントを取りこぼしてしまいます。
これの代替を作るためだけにSwift macOSアプリを勉強中です。


ExcelPhotoshopAbleton Liveが使えるUNIXが出てきたら乗り換えを検討します。